5人に1人がガンに!?酒で顔が赤くなる人は要注意。

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Red lips and glass of wine close up

お酒を飲むとすぐ顔が赤くなる人、酔っていても変わらない人がいますよね。

 

愛知県がんセンター研究所が、お酒を飲んで顔が赤くなる人が大量飲酒を続けると

80歳までに5人に1人が食道がんや咽頭・喉頭がんになると欧州医学誌に発表しました。

 

【なぜ顔が赤くなる?】

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通常、お酒を飲むと、体内に入ったアルコールは、

一度有害なアセトアルデヒドに分解され、そのあと無害な酢酸に分解。

 

アルコールを分解する酵素の活性は遺伝子により決まっており、個人差があります。

 

お酒を飲めるけど赤くなる人は、

アルコールからアセトアルデヒドへの分解はできますが、

そこから酢酸への分解が少し遅いのです。

 

このアセトアルデヒドの毒性によって、顔の紅潮、頭痛、動悸などが起こります。

 

【研究結果】

girl at a restaurant a glass of alcohol

愛知県がんセンターは、がん患者約1300人とがんでない約1900人の、

アルコール分解に関わる遺伝子「ALDH2」の型と飲酒習慣を調査。

 

分析の結果、酒は飲めるが赤くなる遺伝子型を持つ人が

アルコールを1回の飲酒につき46g以上(日本酒で2合以上)、

週5日以上取ると、80歳までに口や喉、食道のがんになる確率が

約20%に達することが分かったのです。

 

アセトアルデヒドには発がん性がありあす。

アルデヒドが体内に残っている時間が長いため、発がん性が上がるとみられています。

 

【ヘビースモーカーは食道がんのリスクが3倍以上】

Old brandy or rum in glass and cigar in male hand on white background

また、ヘビースモーカーで、

日本酒にして2合以上のお酒を飲み顔が赤くなる人は、

赤くならない人よりも食道がんリスクは3.4倍であることがわかっています。

 

 

アセトアルデヒドを分解する働きが弱い人は、他の酵素が代わりに活発に働き、

たばこ煙中の発がん物質の作用を促進するのではないかという仮説だそうです。

 

 

ちなみに、まったく飲めない人がタバコを吸うと、飲める人に比べて

肺がんのリスクが異常に高いこともわかっています。

 

これは、タバコの煙に含まれるアセトアルデヒドを分解できないことが

原因ではないかとみられています。

 

【リスクを下げるには】

A relaxed woman with eyes closed ready for a CT scan

愛知県がんセンター研究所の松尾部長は

「自分の体質を知り、飲む回数か量を減らせば危険性を下げられる」と述べています。

 

今回の研究はあくまで「大量飲酒」のリスクです。

アルコールは適正量を守って楽しく飲むのが一番。

 

お酒をまったく飲めない人は飲酒・喫煙を避け、

お酒を飲める人もアルコールパッチテストなどを使って

自分の遺伝子型を知っておくことが大切です。

 

また、がんは早期発見がもっとも重要。

他人事にせず、定期健診などに行きましょう。

 

 

 

【参考文献】

1.時事ドットコム

2.愛知県がんセンター研究所 疫学・予防部 これまでの研究成果

3.国立研究開発法人 国立がん研究センター がん予防・検診研究センター 飲酒と食道がんの発生率との関係について

4. 京都新聞 2013.2.26

 

 

 

 

 

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